「世界が注目する水の浄化システム」現地学習会を開催しました


さっぽろ環境インタープリター養成講座2017の一環として、バスツアーを開催しました。

今回は、札幌市南区定山渓にある豊羽鉱山を訪れました。
一般の方は見学が難しい豊羽鉱山ですが、今回は特別に見学させていただき、水の浄化システムと、水源を守る取り組みについて学習してきました。

 

まずは豊羽鉱山会議室で資料を頂き「坑廃水処理事業」のお話を聞きました。
豊羽鉱山では銀、亜鉛、鉛、インジウムなどを採掘していましたが、平成18年に操業を停止、休山しています。
しかし、その後も発生し続ける坑廃水(坑道の中に染み出してくる地下水で、有害な金属を含んでいる)の発生メカニズムや有害性と、それを安全に処理をするための仕組みについてご説明いただきました。

そしていよいよ抗内に移動し、さまざまな設備について説明を受けました。
本山坑水処理設備では坑廃水をポンプでくみ上げ、原水槽へ供給し石灰で中和処理した後、沈殿物を分離しているそうです。

 

豊羽鉱山では、この排水処理を操業停止後も100年間に渡って続けていきます。
もしこの処理が止まってしまえば、札幌市の水源である豊平川へ有害な金属を含む廃水が流れ込み、汚染されてしまいます。
本山、おしどり沢、石山の3つの地域にまたがって設置された排水処理システムが、2重3重に安全性を確保してくれている、ということが分かりました。

豊羽鉱山の皆様、お忙しい中ありがとうございました。