欧州環境事情「建物の省エネでCO2削減(ドイツ)」


ドイツではエネルギー消費の1/3が暖房に使われるものだそうです。
それによるCO2排出量も相当なものです。

そこで、力を入れてきたのが、建物の断熱のレベルを上げることと、
暖房に使用する石油やガスなどの1次エネルギーの量を少なくする
ことです。これらについては暖房装置政令と断熱政令で定められています。

建物からの放熱を少なくして、また、太陽光など利用した暖房装置を
導入して暖房することで、石油などの消費量を減らします。
結果として、省エネが暖房費節約にもつながっています。

ここでポイントとなるのが「節約につながる」というところです。
この経済的なインセンティブがはたらくことが、取組みの
広がりには重要になってきます。

ただ、断熱のための改築や自然エネルギーを利用した暖房装置
の導入には大きなお金がかかります。そこで、ドイツでは、
省エネに関する改築や自然エネルギー利用に対して連邦や、
州、自治体等からさまざまな補助金などの支援を受けることが
できます。

法的な枠組みづくりと促進のための強力な支援策、省エネによる
経済性のアピール、こうしたことがセットになっていることが
ドイツで新エネルギー導入が進んでいる理由なのかもしれません。

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