FMアップル放送(2月28日)


 今日の番組は先週お休みだった新保さんの報告からスタートしました。昨年一年間、環境省の委託事業で、省エネ住宅の普及活動をしてきた新保さん。高断熱・高気密・プラス屋根に太陽光発電をつけた住宅の提案など一年間の活動報告を、東京の全国地球温暖化防止推進センターでしてきたそうです。ここでは全国31団体が、省エネ家電や省エネ住宅という取り組みを発表しました。しかし
全国の事例を見た新保さんは「北海道はすごいぞ」と思ったそうです。窓もペアガラス、サッシもしっかりつくって外気を逃がさない。そんな工夫を当たり前のように何十年もしてきた北海道の住宅。全国の人は意外にも「まずは窓枠だよね」なんてレベルだったそう。本州とはいえ断熱材についてもまだまだ進んでいないのにも驚きました。また他の参加者からは「北海道で太陽光とは意外だったわ」というリアクションが多かったそうです。「雪は?寒さは大丈夫なの?」と。新保さんが全国平均の日射量のデータを見せて説明すると「なるほどー」って感じだったらしい。今回の活動報告はそういった意味でも大変勉強になったということでした。

番組の後半は2月21日の「サミットの参加メンバーが揃いました」という新聞記事から。サミットで議論される大きな課題の一つが「ポスト京都」。温暖化ガス削減についての原則的なルールをどうつくるか、そのあと日本はどうやって減らしていくか、自然エネルギーをどう取り入れていくかという基本的なことまでかかわってくるので、番組としても注目していきたい訳です。新聞によると参加国は主要8カ国、EU、中国・ブラジル・インド・南アフリカ・メキシコの5カ国で13カ国、それに日本が招待する国、韓国・インドネシア・オーストラリア、全部で16カ国が洞爺湖に集まります。そんな中、この1~2週間でいろいろ事情が変わってきたので強調したいことがあります。日本の環境省が中心になって温暖化ガス削減のための一つの方法である「排出権の取引」というのがあります。これについて日本でも本格的に検討する地盤がやっと出来てきました。これは日本経団連等が二酸化炭素の総量の目標を定めないといけないと思ってきたからです。とくに大量に排出している産業界がどうするかという問題について。どうやって総量を規制するか、いま日本では国別の総目標を決めようと言っています。ただ先進国は今まですでに大量の温暖化ガスを排出しているのだから、より多く減らしなさいという考えがあります。日本では将来的に70~80パーセントは減らさなくてははいけないだろうと言われています。切羽詰った状態です。ぼやっとしていられません!環境省としては6月までにこの目標を報告をしますという発表がありました。産業と地球温暖化の話はもう今やセットになっているんですね。

どうやって削減を考えるといいでしょう。たとえば温暖化ガスを排出した分を算出して、森林を植えるためのお金に使うとか。代替エネルギーとなるものにそのお金を充当するとか。そうしていくことで産業と温暖化のバランスが取れるのではないでしょうか。実際、中国やインド、ブラジルなど人口の多い国はこれからどんどん発展していきます。産業界は当然そこをマーケットにしている。電化製品も自動車もどんどん増えることに伴い、CO2は増えるばかり。だから電気の元となる発電の仕組みを、燃料である石炭石油の使用を出来るだけ減らして違うもののエネルギーをつかう。使っている電気がCO2を発生しないように出来ると削減へ繋がるのではないでしょうか。

サミットではきちっとした目標を立て、実効性まで踏み込み、世界がなるほどと思ってもらえる提案をしたい。その為には自然エネルギーがとても重要です。技術的も日進月歩で進んでいます。太陽光パネルの生産は、日本は世界のトップで輸出もしています。排出権取引もそのきっかけになるかもしれません。さて来週のこの時間では、リスナーさんから質問のあった、くるくる巻いて携帯できる「太陽光発電シート」についてご紹介します。